2008年7月12日土曜日

人生を決めた15分

久しぶりの更新。

最近は忙しくもないが、ばたばたしている。
今日は久々に一日何もないということで、朝から部屋の片付けや、NHKの「監査法人」を見ていた。

最近、デザイナーの奥山清行氏の人生を決めた15分 創造の1/10000という本を読んでいる。まだ途中なのだが、いくつかメモ替わりに。

◆リサーチはするな
「問題なのは、自分たちの目指すビジョンが見えてこないうちに、データを仕込んでしまうことだ。その結果、プロジェクト全体が調査結果に振り回されてしまいかねない」
データがあると、安心するし、データというものは説得力ももつ。しかし、それらは過去のもの。決して未来を表していることはない。特に奥山氏は5年後10年後に市場に出る車のデザインをしていて、そういったデータの限界を痛感したという。


◆「負けるはずがない」と心に刻め
「自分より多くクルマの絵を描いた人はいない。年度をいじった回数も自分が一番多い。」という事実があるからこそ、「だから負ける訳がない」という自信に繋がってきた。
やはり、最後に信じれるものは、自分がいかに努力してきたかという自信でしかないのだろう。


◆自己と他者の目を使い分ける
客観性が行き過ぎて面白くなくなったら、また自分の世界に戻ってみる。独りよがりになっていると思えば、客観性を強くする。要するに、振り子の様にシュカンと客観を行ったり来たりしなければ、いいものは作れないのだ。
一発で完璧な物が出来ることなんてない。初期値がどこであろうと、一歩一歩よい方向にベクトルが有れば、何回修正するかに差はあるものの、最終的には"良い"作品に近づいていく。


2008年7月1日火曜日

仮説を持つことと実行実現すること

今日は先輩の働いている企業に遊びにいかせてもらい、ざっくばらんに話をさせてもらった。

数ヶ月前に、あるコンサルタントの方に「仮説を持った方がいい」ということを言われた。それを言われたときは意味が若干分からなかったが、最近やっとわかってきた。

今日伺った会社の役員の方と話をする時も、今の自分の仮説をぶつけることから会話は始まった。そして、筋の通っているところ、疑問が有るところなど、整理されて返ってくる。そして、自分の仮説を修正し強化、そして何より自信が少しつく。これの繰り返しなのだろうと思った。

自分がどうするかの決定をする際には、未来なんて不確実性の塊なのだから、なんらかの仮説を自分の中で持つ必要が有る。その前提は自分の方向性だったり、なりたい像であったりするのだけど、それに加えて、世界視野、世界の中での日本、ビジネスの中での業界などあらゆる視点で仮説を持って、それをもとに決断する。

また、一番響いたのは、「その仮説を持っていて、君が何どうするかだよね」という言葉。まさにそう。なんだかんだ言っても今は仮説でしかないし、「空論」でしかない。それを実行し「事実」にする。そうしなければ意味がない。

またアメリカと日本のベンチャーの違いについてお聞きでき、大変整理できた。現状としてベンチャーが育たないのは事実として受け止めるしかないし、その原因も有ると思う。ただ、やっぱり日本から世界へ行く企業を昔の様に多く生み出せる社会にしたい。

全く話は変わるが、最初にお話しした方は、「全速力で走りながら考える会社」という表現を使っていたが、僕が最初にイメージしていたベンチャー企業の姿にすごく近かった。寝袋持って入社して、最初の夜にコンビニに歯ブラシを買いにいく。そして・・・という、あのガチャガチャした感じ。

アツく話をすればするほど、早く形にしたいと思う。早く働きたいが、今は我慢だ。来年4月の1歩目をどう踏み出すか、それだけに集中しよう。