2008年2月23日土曜日

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと<後編>

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと
マーカス バッキンガム Marcus Buckingham 加賀山 卓朗

日本経済新聞社 2006-01
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今はたらいている会社の先輩に、去年勧められていてやっと読み始めた。
やはり読書というのはタイミングというものがあるなとつくづく思う。

その方はビジネス書はほとんど読まないらしいが、この本だけは読みなって進めてくれたものだ。尊敬する方だけに、すぐに買ったが、タイミングよく親友が留学から一時帰国してたので、上げてしまっていたのだ。こうやって一回自分が読む機会から離れても、読むべきものは読むんだなと。

さて、内容について。まだ読了はしていない

目次

「たったひとつのこと」について知る必要のある、いくつかのこと
第1部 組織の継続的な成功についてあなたが知らなければならないたったひとつのこと
 第1章|マネジャーとリーダー—どうちがうのか?
 第2章|すぐれたマネジャーはチェスをする
 第3章|すぐれたリーダーは未来を描く
第2部 個人の継続的な成功についてあなたが知らなければならないたったひとつのこと
 第4章|何をするかではなく、何をしないか
 第5章|三つの主張
 第6章|これでは成功は継続しない
 第7章|アンバランスであることをめざして


第二部のみ読みました。だからはじめてのエントリーなのに<後編>となってます。

最近、やることを決めるよりも、やらないことを決めることが重要だという事を、本当に色々なところで目にする。その出所がここではないかと思ったりした(事実は調べていません)

これってすごく難しくけど、つまり「自分に素直に」っていうことだと思う。

逆に「強み」を活かす環境にいることが重要だと行っていて、成功とは、バランスや、オールラウンドや幅広さではなくて、アンバランスにこそ、継続的成功がある。と言っている。

この「継続的成功」というのがキーワードとなっている本書。そのためには、たんなる能力や適性だけでなく、気持ちのレイヤーから、取り組む物事へフィットしなければならないという考えだ。
そこで、やらない事を決め、強みを活かし、成功体験を回していくとこで、それを強化して行く。

自分の成功体験を振り返り、その時の運や環境の要因ではなく、自分が実際にどう行動し、何を作用させたかを分析する事で、自分の得意な行動や役割が見えてくると言う。

また、強みを活かすという面で、弱い部分を解消することとして、パートナーの重要性も記述されている。それはパートナーとのフィット感とタイミング。アップル、マイクロソフト、AOL、ネットスケープ、オラクル、日本では、ホンダ、トヨタ、SONYなど、みな、パートナーとしての2人の存在で創業から一流企業に育て上げている。

やはり、一流のパートナーと一緒に何かを出来るに足る人材になるべきである、それを強く認識し直すと同時に、個人の限界を知りつつも、それを突破するチームというものをつくりあげていきたい。

2008年2月8日金曜日

ウェブ国産力


ITジャーナリスト佐々木俊尚氏の最新本。

悲観される秘本のIT系技術について、様々なところで起こっている新しい取り組みや未来を作りうる取り組みを紹介している。しかしこれは単なる紹介ではなく、佐々木氏が未来のスタンダードになりうる素材を集めたと考えられることからして、読む価値は、十分にある。

●検索エンジン
●ライフログ
●ブログ検索
をはじめとして、今までデジタル化できていなかったものができるようになって、それをどう編集し直してどう活かすかを考える時代に来ていて、その可能性が、本書に詰まっている。

マイクロソフトがあたふたしている様に、グーグルがこれらの企業の台頭であたふたするところを見るのも近いかもしれない。

2008年4冊目

2008年2月7日木曜日

明日の広告



本書は、広告界に携わる人はもちろんだが、ビジネスをする人材にとって必読書であると感じる。

広告というのは、ある意味本質的な消費ではない。つまり何かを消費者に届けるためのコネクタである。そういう視点から考えて、今まで関心を持てなかった(ウェブ広告は別)。しかし本書を読んで、広告に対する印象ががらっと変わった。

著者は既存の広告業者がウェブ広告に対する脅威をしらせるのではなく、選択肢が広まり今まで以上に色々なチャレンジが出来、広告の可能性の広がりを喜び、それを伝えようとしている。そして、ビジネスマンに対して、広告によって、本来消費者に伝えたい事を伝える事が難しくなっている事を伝え、その分より広告が難しくなっていることを、純な情報として伝えている。

恥ずかしながら、著書の方を本書で知ったが、このかたの作った広告はスラムダンクを始めいくつも見ていた。今後チェックして行こうと想います。

2008年3冊目

ビルゲイツの面接試験



これを読みました。

今回は、企業で受ける側というよりも、面接する立場だったらと読んだが、いい視点が得られたと思う。
・有望な人材をこぼすことよりも、有害な人材を間違って採用しない事にプライオリティーをおく
・面接を受けるほうが大変だと思われるが、的確な質問が出来ないと、いい選考はできず、その方が数倍難しい
・在来型の質問は意味が無い

特に3点目の「在来型の質問は意味が無い」
というのは肌感覚からわかっていたが、こうすぱっと書かれると、気持ちがいい。在来型の質問とは、志望動機や自己PR、リーダーシップの経験などの、想定の範囲内の質問である。意味が無いと言っても、これも有害な人が入らないための質問であるが、これらはいくらでも準備できるという事で、その人の実力とはまた違ったものである。

実際に就職活動をしていてすごく疑問だったが、平気で「御社が第一志望です」という人が多い。そして面接後に色々話したらその業界すら第一志望ではないなんてこともある。「ああ、なんなんだろうこれ」と思う。

こういう事が多々あったおかげで、自分が面接する立場になった時にはそういうことを想定するべきだと教えてくれたという面では、いい勉強になった。

自分が面接を受ける際には、相手の質問の意図を把握して、それに沿って答える。それだけだ。
これはコミュニケーションの基本である。それに加えて、論理的に考えれるか、反応までの時間は短いかなど、細くされていくが、結局面接が特別なものだととらえているまでは、表層的なテクニカルに走るしかないのだろう。就活性にはその意味のなさにきづいて、対策するのであれば本質的な対策をして欲しい。

2008年2冊目

実行することで意味がある

効率が10倍アップする新・知的生産術—自分をグーグル化する方法効率が10倍アップする新・知的生産術—自分をグーグル化する方法
勝間 和代

ダイヤモンド社 2007-12-14
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これ読みました。
頭に残っているものを書いていこうと思います。
・インプットとアウトプットは1:1
・本は買わないと読めない
・実行(再現性)に意味がある
・空、雨、傘
・やめることをする

情報化社会において、情報はただだと思われがちだが、本当に価値のある情報は有料であり、特に紙媒体に多いという。中でも本の情報はいいという。とはいっても10冊に1冊くらいしかいい本はないらしく、いかに多くの本とであうかが重要。特にみんなが手をつけにくいハードカバーの本を薦めていた。

納得感の多い内容だった。情報は、その情報を持っている人が多ければ多いほどその価値が失われていくため、ハードカバーなど多く人が手を伸ばしにくいものに、いい情報があるといえるのだろうと思う。

また、最近梅田さんのウェブ時代をゆくでもそうだが、「やらないこと」「やめること」の重要性について書かれていた。たしかに時間は有限である以上、できることは限られてくる。そのためやめることを決めることで、可処分時間を増やそうという思考は、参考になる。
ただ今まで何度か触れてきたこういう言説であるが、僕自身はそれを実行できていない。だからこれを機に実行に移そうと思う。

●やめることリスト
・夜更かししない⇒1時には寝る
・無駄なネットサーフィン⇒目的外ネット利用は1日30分まで
・ことあるごとに本屋に行かない⇒目的があるときにまとめて

なかなか難しいものだ。
やはり「何をやるか」という思考しかしてこなかったため、いざ「何をやらないか」と言われると、つまってしまう。ただ、多くのことをやりたい人ほど、やらないことを決めることは重要である。これから、考えていきたい。

●逆に、この本を読んでやろうと思ったこと
・何か気がついたら携帯からGmailにメール
この本の途中からメモ代わりに携帯片手に読んでいる
・積極的に面白そうな人と会う
・自分ができる情報提供は惜しみなくする
・ブログをつづける


最後に、ただ納得することで終わらず、実行することへのこだわりを持つ。著者の方はこれが一番主張したいのだと感じた。

2008年1冊目