2008年2月7日木曜日

ビルゲイツの面接試験



これを読みました。

今回は、企業で受ける側というよりも、面接する立場だったらと読んだが、いい視点が得られたと思う。
・有望な人材をこぼすことよりも、有害な人材を間違って採用しない事にプライオリティーをおく
・面接を受けるほうが大変だと思われるが、的確な質問が出来ないと、いい選考はできず、その方が数倍難しい
・在来型の質問は意味が無い

特に3点目の「在来型の質問は意味が無い」
というのは肌感覚からわかっていたが、こうすぱっと書かれると、気持ちがいい。在来型の質問とは、志望動機や自己PR、リーダーシップの経験などの、想定の範囲内の質問である。意味が無いと言っても、これも有害な人が入らないための質問であるが、これらはいくらでも準備できるという事で、その人の実力とはまた違ったものである。

実際に就職活動をしていてすごく疑問だったが、平気で「御社が第一志望です」という人が多い。そして面接後に色々話したらその業界すら第一志望ではないなんてこともある。「ああ、なんなんだろうこれ」と思う。

こういう事が多々あったおかげで、自分が面接する立場になった時にはそういうことを想定するべきだと教えてくれたという面では、いい勉強になった。

自分が面接を受ける際には、相手の質問の意図を把握して、それに沿って答える。それだけだ。
これはコミュニケーションの基本である。それに加えて、論理的に考えれるか、反応までの時間は短いかなど、細くされていくが、結局面接が特別なものだととらえているまでは、表層的なテクニカルに走るしかないのだろう。就活性にはその意味のなさにきづいて、対策するのであれば本質的な対策をして欲しい。

2008年2冊目

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