2008年6月24日火曜日

リアルの影響力。モバイルでも。

2007年12月と2008年5月の2回
NTTレゾナントとネットマイルが行った携帯電話に対するアンケート結果が面白い。

①「機種変更(電話機の買い替え)の経験のみある」・・・約5割
「機種変更とキャリア変更の経験どちらもある」・・・・・約4割

②購入の際の比較検討状況
「キャリアは決まっていて、機種を検討して決めた人」・・約5割
「購入する機種を最初から決めていた人」・・・・・・・・約4割
「比較検討して、キャリアも機種も決めた人」・・・・・・約1割

③最も決め手となった情報
「店頭で見て(聞いて)」・・・・・・・・・・・・・・・約5割

この3点は、昨年12月と今年の5月で結果がほぼ変わらなかったようだ。変化の多い携帯業界で半年変わらないデータというのはかなり興味深い。この状況はしばらくに続く可能性はあるだろう。


①携帯利用者の半分はキャリア変更しないということ。MNPとかできていてもこんな状況なのはやっぱり人って「めんどくささ」って大きな壁になるんだと言うことの証明だろう。このデータから考えるにシェアをとるなら、これから携帯をもつ若い世代だというロジックが一番強く、かつてのAUの十八番だった学割というのは、No.1に対抗する長期戦略として重要な打ち出しかたであることは言わずもがな。今は学割といいえばもっぱらSoftBankだが。

そしてiPhoneが今までキャリアを変更して来なかったユーザーのキャリアチェンジ(意味が変わりそうw)を促すことができるのかが注目だ。次回のアンケート結果が楽しみ。


③やはり、実際に見たり聞いたりする情報の威力は強いのだ。

つまり、キャリア(またはメーカー)としては、実は、広告などのユーザー接点を如何につくるかとおなじかそれ以上に、家電量販店の携帯売り場の人に、自分のキャリアを進めてもらうか。というのが重要だということだ。(自社ショップはもちろんのこと)

よく3C(company,competiter,customer)というが、それに加えcollaborater、つまり協業社。キャリアにとっての家電量販店、化粧品会社に撮っての、ドラッグストアなどがこれにあたるが、それを含めた4Cとして見る必要があるというのは、携帯業界で見逃しては行けない点だろう。

携帯ビジネスのみならず実際に目で見て触れて、直接説明を受ける場は、一番ユーザーに影響力が有ることは、どんなにウェブ世界の発展が進んでも変わらないのではないだろうか。

ソース:ケータイの新機種選び、3割が“店員の説明で”決定

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