2008年6月28日土曜日

SaaSセミナー→組織の話


『時代を読むための最先端IT塾〜SaaS, PaaS編〜』
に行ってきた。

講師は、SalesForce.comの内田仁史氏と時事通信社の湯川鶴章氏だ。

テーマは今のIT BuzzWordのトップの1つであるSaaSだった。恥ずかしながらSaaSってそもそもどういうものかをほとんど理解していなかったのだが、今回けっこう理解できたと思う。

湯川氏の発言の中で、SaaSが今後Marketing Platformとして、"service","communication","sales"を行う様になっていくというお話があった。SaaS,PaaS(Platform as a Service)によって、Force.comのようなものがプラットフォームとして成り立ち、今まで開発にかなりのお金と時間がかかっていたものが、ある程度のところまでを前提として使用でき、しかも、一括で●千万とかのお金は不要で、月●千円レベルで使用できるのだ。

プラットフォームをおさえるというのは(資金なども問題などから)大企業しか出来ないが、大企業が長く生きるための、最大で最良の戦略だとお思う。OS→ブラウザ→SaaSというわけだ。なるほど。

先日のグランドデザイン&カンパニーの小川氏の講演後の記事の結びでも書いたが、そうした状況の中でベンチャーがサービスを生み出し易くなっている状況におけるキモは、「特化」ということはやはり変わらないだろう。

しかし、特化したことで国内市場規模は小さくなることを心配する声もある。しかし、その問題は市場の狭さではなく、視野の狭さだ。そう国内市場だけなく市場をグローバルに見るべきだろう。ビジネスにおいても、すでに国境などの垣根はあってないようなものである。例え、ある特化したセグメントに対してのサービスをつくっても、そのクオリティーとそのビジネススキームが、抜きん出て良い物であれば、世界でのシェアを大きくとることができるのだ。

1,000人、10,000人の企業をつくるということはすごいが、20人×50カ国=1,000人の企業というのも十分今後ありえると思うし、大変coolな会社になりそうだ。

ものごとのグローバル化はローカライズとの狭間で生きなければいけなく、また日本で成功したからと言ってそれを他の国で成功する保証はない。やはり文化、歴史と言った前提を踏まえるためにも、20人×50カ国=1,000人の企業というような、グローバル感でもフラットな組織の可能性はあるのではないだろうか。

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