2008年5月21日水曜日

佐藤可士和の超整理術



ステップワゴンの「こどもといっしょにどこいこう!」というキャッチコピーのCMから、現在ではユニクロの全体のデザインを担当している、佐藤可士和氏の著書。

デザインというのは、0から発想するのではなく、クライアントを問診して、その中からつくりあげるもの。全ては、物事の整理であるという。

つまり、いわゆるコンサルタントと一緒だ。アウトプットが違うだけ。経営コンサルタントは戦略とその実行計画を提示し、佐藤氏のようなアートディレクターは、根本的なコンセプトの整理と、デザインというのがアウトプットとなる。

思考の仕方や言語化の重要性についても言及されており、さくっと読めるのに、何度もところどころ確認してしまう本である。実際の例を中心とて、佐藤氏の思考を紹介しているため、入り易い構成がされているのだろう。

そこにも彼の整理がある。

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