2008年11月13日木曜日

携帯=暇つぶし?



なるほど。

携帯を暇つぶしアイテムとらえた動きはこうなるのか。

引用元:http://markezine.jp/article/detail/5603

2008年10月11日土曜日

ビジョンと倫理観

何かを為そうという時にビジョンというのは、欠かせないものだろう。
ただ何かを始める瞬間からそのビジョンが明確であることはどれほどあるのだろうか。

やろうとしていてもその実行者の考えが変わったり、環境が変わってそれ以上にやりたい(やるべき)ことが見えたらり、他の人が為してしまったり。

そう考えると、明確なビジョンがないとやる意味がないというのは、また制限になるのだと感じる。

つまり何かを始めるのは「キッカケ」に左右されるものであって、かなりの部分「勢い」だと思う。

そしてそれでいいと思うし、それが健全だろう。そこにビジョンはないかもしれないが、倫理観さえあればいいのではないかと思うことが多い。

つまり「どこまでいく」という到達点ななくとも、「こういうことはしない」ということがしっかりとあれば、何かを為す権利があるのだと思う。
逆に「どこまでいく」というのが明確でも、「こういうことはしない」ということを考えず、「目標をなすためならなんでもする」という人は、何かを為そうとする権利がないのかもしれないと思った。

すごい思いつきだけど、とりあえずアウトプット。

2008年10月10日金曜日

Nokiaってすごい

久々の更新になってしまった。

ちょっと自分のブログのスタンスを考えているうちに、全然更新しないと言うこの始末。
今思ったのだが、スタンスとかははじめから明快になるはずない。だからまずは量で行こうと思う。「量が質に転化」するのを待とう。

ということで最近思ったことでも。


携帯電話の話。
iphoneは本当に素晴らしいデバイスだと思う。それについては何度か言及した。しかし世界を見ると、Nokiaが40%近くを締めていると言う事実がある。これはすごいことではないかと思う。

iphoneがインフラとなるのだ!と叫ぶ。それに相応なデバイスであることは皆が認めることであろう、UIはもちろんのこと、まだ未完成(?)のMobileMeなど全てがそろえば間違えなくいいインフラだろう。

しかしNokiaというのは、既にインフラと言えるのではないか。同基盤の上に載っている端末で世界に四半期で世界に1億台を超える数の端末を出しているのだ。(iphoneは600万台とかいわれてる)

いろんなきっかけでそんなことを考えたが、あまりに技術的な知識がないので、少しずつインプットして行きたいと思う今日この頃。

2008年8月19日火曜日

30min。i-phone用GPSを利用した飲食検索アプリ

やっぱり、位置情報は携帯電話での大きな可能性の1つだと思う。この30minなんて秀逸だと。

i-phoneで起動すれば、自動的にそこの近くの飲食店情報を出してくれる。

そう起動するだけ。

位置情報って情報って言うが、これ自体がインターフェイスにも影響を与えるんだ。

とか色々思考した。

久々にこういう話を誰かとしたい!

ランチ検索に特化したiPhoneアプリ「30min.」--日本初GPS対応

2008年8月10日日曜日

先輩方の背中。

体調を崩しています。しかもだらだらに。

少し直りかけぶり返し、今はそれがだいぶ引いてきているところ。院試や進路決めなどこれから重要なところなので、しっかりと治したいと思います。


さて、最近サークルの先輩方と飲んだときのこと。

結論から言うと、すごくたたかれました。「就活をなめてる」「みんなはもっと違うがんばりをしている」「そんななか、おまえは甘い」と面と向かって言われました。その時は正直キレそうにもなりましたが、今思えば、こんなこと言ってくれる人なんていないんですよね。本気で怒ってくれるのって、つまり本気で考えてくれているということ。本当に有り難い存在。

ただ、もちろん自分自身でも今までの行動で反省すべき点は多くあるのは事実だが、変わらない今までの行いは受け入れるしかない。その中で、その自分のある選択肢の中でどうするかを考えるしかない。院に行ってもう一度就活をするというのも1つの選択肢だろう。でもそれは消極的な選択だと思っている。

先輩方は、本当に素晴らしい方々。そういう方から見たら、自分の通ってきた道は、本当に良かったと思っているだろう。だから、本当に思ってくれている僕に対して、そういう道を勧めてくれる。ただ、きっとその人達は、どの選択肢をとったとしても後悔していないのだろうと思う。なぜなら、「自分の決めたことに愚直に努力する」からだと思う。

だから、僕が先輩方の背中をみて学ぶべきものは、「●●を勉強した方がいい」とか「●●関連の業界に行った方がいい」とか「大企業に行った方がいいとか」とか「早く起業した方がいい」とかそういう、表層的な選択ではなくて、その後に、決めた後に、「どこまであきらめずに努力するか」とか「自分にまけないで、何度も立ち上がれるか」とか、「仲間が本当に好き」だとか、そういうところなんだ。

体調崩している暇なんてない。

2008年8月1日金曜日

普通であること

1年くらい前から持っている1つの考えに、

「ビジネスは普通であることを如何につくるかだ」

というものがある。今改めてそれについて考えてみたのでメモ書き。


「普通」であることはビジネスをするものにおいて、やはり重要なことだと思っている。何かの「もの」「サービス」を提供する以上、使ってもらう際に選択してもらう必要がある。その際に、初めは、珍しいとか、CMがやってるとか、友人が勧めていたとかという理由だろうが、継続的なヒットをするためには、人の生活に根付く必要があるのだ。それを僕は「普通」と表現した。

AppleのジョブズはAppleのことを"lefestyle change agent"と呼んでいたが、それと重なるところがある。lifestyleに入り込むというのは、上で言う「普通」である状態だ。ただ、僕は、「普通」になる前の状態から、「普通」になるという過程については何も思考していなかった。

そんな中Apple社の製品を見てみると、それらは、lifestyleの中でどのように使っていて、それがもたらす情景を奇麗に描いている。そういうイメージを描かせることで人々に使ってもらうのだ。つまり「普通」にするためには、いかに明確、鮮明なイメージを持ってもらうかにかかっていると言うことだと思う。

そんなことを考えたりした。

ちょっと更新が遅いので、できるだけ思ったことを書いていきたいと思います。

2008年7月12日土曜日

人生を決めた15分

久しぶりの更新。

最近は忙しくもないが、ばたばたしている。
今日は久々に一日何もないということで、朝から部屋の片付けや、NHKの「監査法人」を見ていた。

最近、デザイナーの奥山清行氏の人生を決めた15分 創造の1/10000という本を読んでいる。まだ途中なのだが、いくつかメモ替わりに。

◆リサーチはするな
「問題なのは、自分たちの目指すビジョンが見えてこないうちに、データを仕込んでしまうことだ。その結果、プロジェクト全体が調査結果に振り回されてしまいかねない」
データがあると、安心するし、データというものは説得力ももつ。しかし、それらは過去のもの。決して未来を表していることはない。特に奥山氏は5年後10年後に市場に出る車のデザインをしていて、そういったデータの限界を痛感したという。


◆「負けるはずがない」と心に刻め
「自分より多くクルマの絵を描いた人はいない。年度をいじった回数も自分が一番多い。」という事実があるからこそ、「だから負ける訳がない」という自信に繋がってきた。
やはり、最後に信じれるものは、自分がいかに努力してきたかという自信でしかないのだろう。


◆自己と他者の目を使い分ける
客観性が行き過ぎて面白くなくなったら、また自分の世界に戻ってみる。独りよがりになっていると思えば、客観性を強くする。要するに、振り子の様にシュカンと客観を行ったり来たりしなければ、いいものは作れないのだ。
一発で完璧な物が出来ることなんてない。初期値がどこであろうと、一歩一歩よい方向にベクトルが有れば、何回修正するかに差はあるものの、最終的には"良い"作品に近づいていく。


2008年7月1日火曜日

仮説を持つことと実行実現すること

今日は先輩の働いている企業に遊びにいかせてもらい、ざっくばらんに話をさせてもらった。

数ヶ月前に、あるコンサルタントの方に「仮説を持った方がいい」ということを言われた。それを言われたときは意味が若干分からなかったが、最近やっとわかってきた。

今日伺った会社の役員の方と話をする時も、今の自分の仮説をぶつけることから会話は始まった。そして、筋の通っているところ、疑問が有るところなど、整理されて返ってくる。そして、自分の仮説を修正し強化、そして何より自信が少しつく。これの繰り返しなのだろうと思った。

自分がどうするかの決定をする際には、未来なんて不確実性の塊なのだから、なんらかの仮説を自分の中で持つ必要が有る。その前提は自分の方向性だったり、なりたい像であったりするのだけど、それに加えて、世界視野、世界の中での日本、ビジネスの中での業界などあらゆる視点で仮説を持って、それをもとに決断する。

また、一番響いたのは、「その仮説を持っていて、君が何どうするかだよね」という言葉。まさにそう。なんだかんだ言っても今は仮説でしかないし、「空論」でしかない。それを実行し「事実」にする。そうしなければ意味がない。

またアメリカと日本のベンチャーの違いについてお聞きでき、大変整理できた。現状としてベンチャーが育たないのは事実として受け止めるしかないし、その原因も有ると思う。ただ、やっぱり日本から世界へ行く企業を昔の様に多く生み出せる社会にしたい。

全く話は変わるが、最初にお話しした方は、「全速力で走りながら考える会社」という表現を使っていたが、僕が最初にイメージしていたベンチャー企業の姿にすごく近かった。寝袋持って入社して、最初の夜にコンビニに歯ブラシを買いにいく。そして・・・という、あのガチャガチャした感じ。

アツく話をすればするほど、早く形にしたいと思う。早く働きたいが、今は我慢だ。来年4月の1歩目をどう踏み出すか、それだけに集中しよう。

2008年6月30日月曜日

類似画像検索。

見つかる.jpというサイトのファッション部門ではSUDACHIという類似画像検索システムが使われている。


トップ。色と欲しい物の種類を選択。ここからスタート。



その後は、「近いアイテム」「色が似てる」「これもオススメ」という三つにわかれて、選んだ商品の周りの商品が表示される。

これはつかい易い。

そしてモバイルに活かすなら、自分の持っている服の写真を登録して、DB化しておいて、お店で買おうという時に、ちょっと失敬して写真を撮らせてもらって、「これだったら、持っている黒のジーンズとあいます!」とか、「もし余裕が有れば、茶のショルダーバックなんかがあいますよ!」とかレコメンドしてくれるなんてことも可能だろう。理想とするサンプルは、雑誌のモデルを厳選しておいて、その配色のマッチングと、型としてのマッチングをすることで、成立するだろう。

現状見つかる.jpで上のようなことができているのだから、こういうことだって、そう難しくなくできるはず。

2008年6月28日土曜日

SaaSセミナー→組織の話


『時代を読むための最先端IT塾〜SaaS, PaaS編〜』
に行ってきた。

講師は、SalesForce.comの内田仁史氏と時事通信社の湯川鶴章氏だ。

テーマは今のIT BuzzWordのトップの1つであるSaaSだった。恥ずかしながらSaaSってそもそもどういうものかをほとんど理解していなかったのだが、今回けっこう理解できたと思う。

湯川氏の発言の中で、SaaSが今後Marketing Platformとして、"service","communication","sales"を行う様になっていくというお話があった。SaaS,PaaS(Platform as a Service)によって、Force.comのようなものがプラットフォームとして成り立ち、今まで開発にかなりのお金と時間がかかっていたものが、ある程度のところまでを前提として使用でき、しかも、一括で●千万とかのお金は不要で、月●千円レベルで使用できるのだ。

プラットフォームをおさえるというのは(資金なども問題などから)大企業しか出来ないが、大企業が長く生きるための、最大で最良の戦略だとお思う。OS→ブラウザ→SaaSというわけだ。なるほど。

先日のグランドデザイン&カンパニーの小川氏の講演後の記事の結びでも書いたが、そうした状況の中でベンチャーがサービスを生み出し易くなっている状況におけるキモは、「特化」ということはやはり変わらないだろう。

しかし、特化したことで国内市場規模は小さくなることを心配する声もある。しかし、その問題は市場の狭さではなく、視野の狭さだ。そう国内市場だけなく市場をグローバルに見るべきだろう。ビジネスにおいても、すでに国境などの垣根はあってないようなものである。例え、ある特化したセグメントに対してのサービスをつくっても、そのクオリティーとそのビジネススキームが、抜きん出て良い物であれば、世界でのシェアを大きくとることができるのだ。

1,000人、10,000人の企業をつくるということはすごいが、20人×50カ国=1,000人の企業というのも十分今後ありえると思うし、大変coolな会社になりそうだ。

ものごとのグローバル化はローカライズとの狭間で生きなければいけなく、また日本で成功したからと言ってそれを他の国で成功する保証はない。やはり文化、歴史と言った前提を踏まえるためにも、20人×50カ国=1,000人の企業というような、グローバル感でもフラットな組織の可能性はあるのではないだろうか。

広告とビジネスモデルについて考える(序)

有名な話だが、AIDMA(※1)という消費行動のひとつのモデルが有る。

"Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)"

このように、消費までには結構長い道のりを通ると言われている。それがインターネットの時代にはAISAS(※2)というモデルに変わっているというのが定説だ。

"Attention(注意)、Interest(興味、関心)のあとに、Search(検索)→Action(購入)→Share(共有)"

ただ、それは単にインターネットの普及で全てがそうなるわけではない。しかもAIDMAの仮説モデルにしても、それは、大衆品ではなく、どちらかというと贅沢品の部類に入る商品に適用できると思う。

例えば、シャンプーとかは、CMなどみてAttentionからActionまで一気にすっ飛ばすことが有るだろう。そのため、CMの意味はかなり大きい。TSUBAKIを初めとして、シャンプー業界はいつも熾烈な戦いをしている。

この話題を持ってきたのは、Marezineに広告費の記事があがっていたからだ。

米国での2007年の広告費のトップはP&Gだった。その額、52億ドルというから、驚きだ。また広告費1ドルあたりの売上げではP&Gは6.1ドル。つまり16.4%は広告費なのだ。同じパーソナルケア分野のトップであUnileverで8.2ドル。(広告費/売上は12.2%)

自動車メーカーではToyota Motorの45.5ドル、テクノロジー分野ではIBMの65.3ドルがトップとなっている。

こうみても、売上対広告費率の差は歴然だ。シャンプー、洗剤をはじめとする生活必需品を売るP&G,Unileverと、車やパソコン(の中身)を打っているToyota,IBMでは、広告費率が10倍も違うのだ。その理由は、AIDMAという消費行動のスピード(価格と行っても良い)にあると思う。

生活必需品の場合、Attention→Actionが直結と行っても良い。しかし車やパソコンはそうはいかない。ある程度のお金を払う訳だし、使う期間もシャンプーと比べて長い。そうした時にAIDMA,AISASという概念が特に重要になってくる。そしてそうしたブランドの場合、「広告」というAttentionに力点を置くのではなく、DesireやMemoryなどにバランスよく力を押さえることで、収益の最大化を目指している。

(いや、ちょっと論理がしっかりしていないな。もう少し自分の中で整理します。。。)


また、P&Gのブランド力は大変大きいが、それを支えているのは莫大な広告費なのである。しかし、ToyotaやIBMのブランド力がないかというとそうではない。

ブランド力というのは、定義が難しいが、ウェブの世界では、特にブランドというものの存在が、おざなりになっているように思うが、今後必ず重要な視点になることは間違えない。

ソース:Ad Ageが2007年米企業100社の広告費を発表、P&Gがついに50億ドル越え

2008年6月24日火曜日

リアルの影響力。モバイルでも。

2007年12月と2008年5月の2回
NTTレゾナントとネットマイルが行った携帯電話に対するアンケート結果が面白い。

①「機種変更(電話機の買い替え)の経験のみある」・・・約5割
「機種変更とキャリア変更の経験どちらもある」・・・・・約4割

②購入の際の比較検討状況
「キャリアは決まっていて、機種を検討して決めた人」・・約5割
「購入する機種を最初から決めていた人」・・・・・・・・約4割
「比較検討して、キャリアも機種も決めた人」・・・・・・約1割

③最も決め手となった情報
「店頭で見て(聞いて)」・・・・・・・・・・・・・・・約5割

この3点は、昨年12月と今年の5月で結果がほぼ変わらなかったようだ。変化の多い携帯業界で半年変わらないデータというのはかなり興味深い。この状況はしばらくに続く可能性はあるだろう。


①携帯利用者の半分はキャリア変更しないということ。MNPとかできていてもこんな状況なのはやっぱり人って「めんどくささ」って大きな壁になるんだと言うことの証明だろう。このデータから考えるにシェアをとるなら、これから携帯をもつ若い世代だというロジックが一番強く、かつてのAUの十八番だった学割というのは、No.1に対抗する長期戦略として重要な打ち出しかたであることは言わずもがな。今は学割といいえばもっぱらSoftBankだが。

そしてiPhoneが今までキャリアを変更して来なかったユーザーのキャリアチェンジ(意味が変わりそうw)を促すことができるのかが注目だ。次回のアンケート結果が楽しみ。


③やはり、実際に見たり聞いたりする情報の威力は強いのだ。

つまり、キャリア(またはメーカー)としては、実は、広告などのユーザー接点を如何につくるかとおなじかそれ以上に、家電量販店の携帯売り場の人に、自分のキャリアを進めてもらうか。というのが重要だということだ。(自社ショップはもちろんのこと)

よく3C(company,competiter,customer)というが、それに加えcollaborater、つまり協業社。キャリアにとっての家電量販店、化粧品会社に撮っての、ドラッグストアなどがこれにあたるが、それを含めた4Cとして見る必要があるというのは、携帯業界で見逃しては行けない点だろう。

携帯ビジネスのみならず実際に目で見て触れて、直接説明を受ける場は、一番ユーザーに影響力が有ることは、どんなにウェブ世界の発展が進んでも変わらないのではないだろうか。

ソース:ケータイの新機種選び、3割が“店員の説明で”決定

2008年6月22日日曜日

株主総会

今日は池袋某所で株主総会。

企業じゃなく、自分たちを企業に見立てて、昨年度の目標設定に対する評価と、今年度の目標そして、中長期でどう考えているかについて、シェアして、お互いに質問し合う。

事前にある程度時間をかけてプレゼン資料をつくったのだが、そのおかげで、去年の自分からどう変わったのかが、明確になった。そして意外と一年間という時間は長く、目標さえあって、時間をさけば、できることは多い。そして反省するのに調度いい期間でもある。

大学2年初めから自分の中で
「1年前の自分が今の自分を想像できない状態まで成長し続ける」
という抽象的ではあるが、目標を決めた。

大学1年→2年→3年は間違えなくそうであった。ものすごく楽しく、活き活きと色々とやって来れた。そして今はどうかというと、もちろんそうだといいたい。しかし、最近は、ちょっと様々なことに対して他責にしていることが多いのではないかと感じることが有る。

もちろん、想像できない部分が伸びたり、可能性が見えることは有るのだが、根本的に、「全ては自分の責任」というスタンスも持ち続けなければ、継続的な成長はないと思う。

客観的に自分をみるためにも、目標設定と仮説、アクション、そして評価指標を明確にして、日々取り組むことの大切である。と感じた1日だった。

2008年6月19日木曜日

二元論は共存論。



グランドデザイン&カンパニーの小川社長、MODIPHIの小川社長による講演会に行ってきた。

グランドデザイン&カンパニーは、モバイルに特化した企業。ではなく、マーケティング視線で、モバイルの価値を活かしてマーケティングを行う企業である。と確認する様に、繰り返し述べていた。

つまり、モバイルにこだわりはするけれど、それは手段の1つであると言うことを忘れないという、ビジネスをやる上での前提をスタンスとしておっしゃっていたのだと思う。

「公式サイトvs勝手サイト」という構図はあるが、いい意味で共存して行くだろうとおっしゃっていた時に、ふと思ったのだが、「公式サイトvs勝手サイト」のみならず、「PC vs Mobile」などと、二元論で、どっちが勝つ?のような議論は多くされている。その理由も明快でスタンスが明快になることで議論が深まる。しかし現実は極にある二元論でガチンコ勝負なんてことはすくない。二元論は「共存論」であるのだと思う。

明日の広告で、佐藤氏も書いていたが、ウェブの世界の台頭を恐れている旧来メディアの方は多いが、これは、排除関係ではなく、補完関係にあると述べていた。


また「いつでもどこでも」使えるデバイスであることは視点を変えると「いまここ」というキーワードに還元できると言う。1年以上僕がインターンしているGPSを使ったサービスを提供している企業のキーワードと一緒で、理解には時間がかからなかった。

そう。改めて「いまここ」ということを考えてみると、それは、偶然性の塊であり、イベント的なものであるとも言えるかもしれな。イベントとモバイルはうまく共振しうる組み合わせであると思う。ただ、偶然性というのはデザインできるのか。

「いまここ」というのは、ひとつひとつのニーズとしては小さいものであろう。だからこそ、モバイルでは専門に特化した無名サイトが多くの収益を挙げているのかもしれない。

だれでもアクセスし得るウェブの世界。そしてそれをどこでもアクセス可能にしたモバイル。可能性と、操作可能な領域は、これ以上ないほど広がっているが、その中で生き残り、勝つ術は、「特化」なのかもしれないということを、あらためて感じた講演だった。

2008年6月16日月曜日

ネットの未来は公民館的なもの

院試の願書を書くこと、TOEICの勉強をすることなどやるべきことがあるのに、ネットを見ている自分。まあそれはおいておいて・・・


今のネットは図書館のようなものだと考えています。(中略)次は公民館になるのだと思います。「情報を集める為にネットを使う」から「みんなが集まるのが楽しいからネットをやる」という変化です。


ITジャーナリストの湯川氏のコメントである。

なるほど。

ITというと、利便性を押したサービスがおおいし、僕ら自身もそういう役割であると認識している部分が有ると思う。そんな中、「みんなが集まるのがたのしいからネットをやる」という流れは、言われてみると確実に有るのではないか。

mixi,モバゲータウンを初めとしたサービスは、あきらかに「役に立つ」<「楽しい」であるし、以前このブログで紹介した、Facebookの使用目的のNo.1は"Just for Fun"だった。

これは人の欲求の高度化と言えると思う。情報つまり役に立つものは、とりあえずGoogleさんに聞けばなんとかなる。そしてその次は、インターネットと言うインフラをつかって、如何に豊かにしてやろうかということになる。一見不必要なものが生活を豊かにするのだ。その中でもソーシャルメディアの可能性は大きいのではという湯川氏。

ただ、ココで、この手のサービスを実行する人には、高度な倫理観が必要であると思う。はやるからやる。というのはビジネスでは結構当たり前に考えられてきている、思考の流れだが、はたしてそれが広まることによって社会は「よく」なるのか。という問いに対する答えを持つ必要が有ると思う。もちろんやっていくうちに変わるだろうし、進歩するだろうが、少なくともその時点での仮説を持つべきだと考えている。

社会に広まる=いいサービス

という定義はできるかもしれないが、

「社会に広まる=社会にとってよいもの」
という構図は必ずしも成り立つ訳ではないだろう。

表層的な現状把握だけでなく、根本的、本質的な思考を繰り返して先鋭化させていきたい。思考と実践の両輪をブーストさせるくらいまで、どちらも先鋭化させていきたい。

2008年6月15日日曜日

決定学

最近、自分の決断、意思決定の体系化をしたいと思って、今までの決断における、判断軸を洗い出したり、色々思考していた。それぞれの決断には、ある程度論理的な納得感はあるものの、そうでなければならない理由(唯一性)なんて基本的にはないということ、また決めてしまったら結局後悔とかしないタチなんだということを再確認しつつも、探求していた。

と、ある時に友人と話をしていて、なんで自分はそんなことを整理したいのかと考えてみた。根底には意思決定を正しく早くすることの重要性を最近感じているということだ。経営というのは決断の連続で、Manegement is dicision and excution.といってもいいと思うが、自分の意思決定のスタンスを明確にして自分で理解することで決定に自信が持て、逆に、これは感覚的だが、うまく行かないときの傾向もつかめれば、未然に無駄な行為を生まなくなるだろう。

いつも思うが、こうアウトプットしていると、整理されるものだ。

表題に「決定学」としたが、たまたま昨日bookoffに行ったら、畑村洋太郎先生の『決定学の法則』を見つけ、即買した。調度自分が考えていることを、純度が10倍以上になって整理されており、こういうことが思考するということなのだと、思った。

THINKING IS A PROCESS OF GROUPING AND SUMMARIZING.
by Barbara Minto


てか、俺が買ったbookoff価格よりもAmazonの方が安いよorz

2008年6月10日火曜日

ipong

これおもしろい。



iphone,ipodtouchで利用可能なアプリケーションらしい。こうやって、iphoneが可能にした感覚的な操作で遊ぶアプリが次々に生まれるんだろう。まさにプラットフォーム戦略。

iphone

1週間以上あいてしまいました。。。

その間の最大のニュースと言えば「iphoneはソフトバンクから。」だろう。

いや、ソフトバンクから出るのではないかと書いた以前の記事も懐かしく、直前の大方の予想はもっぱらDoCoMoだった。シェアの問題からそう予想するのが順当だったのだろう。しかし、やってくれたソフトバンク。

しかも昨日のWWDCでジョブズのプレゼンがあったのだが、そこで、日本を含めた22カ国で7月11日に発売すると言う。予想以上に早い。しかも8GBの価格は$199。

5万円とか言われていたのに、この価格はすごい。

アスキー・メディアワークスしらべによると、

キャリアを変更することなく利用できる場合、「検討する」を含めた51%が購入に前向きな姿勢を示した。「(発売後)すぐにでも購入する」「購入すると思う」という、より積極的な回答は全体の9%だった。


この「キャリアをへんこうすることなく」というのが、ポイントだが、とりあえず置いておく。

現在の契約事業者別に見ると、「(発売後)すぐにでも購入する」「購入すると思う」という人は、ソフトバンクモバイル契約者で12%、NTTドコモ契約者で10%、au契約者で8%。


さらに、購入を検討しているユーザーのうち、どの価格までなら買うかという調査では2万円までならなんと82.6%が購入するという調査結果が出ている。

以上を鑑みると、現状ではソフトバンクの契約者数と上記の数字から考えて

1800万台×12%×82.6%=178.4万台

しかもキャリアを変更することなくの条件付きのため、かりにDoCoMoとKDDIのユーザーの購入したいという層の10%が変更または、2台もつ選択をするとすると、

5000万台×10%×82.6%×10%?=41.3万台
3000万台×8%×82.6%x10%?=19.8万台

以上総計で、230-240万台という試算になるし、8掛けだとしても200万弱は売れるということになる。

今まで月刊の純増数は19万だとかで推移していたけど、200万が動くというのはかなりインパクトがある。もちろん数ヶ月かかるであろうが、2000万台突破も年内に可能か?という状況と言えるかもしれない。

iphone専用プランが出ると言うのが世界ではスタンダードなので、日本でもでるのだろうか。

ソフトバンク色をだして、また価格破壊を期待したい。

2008年6月3日火曜日

アップルとグーグル

グーグルももちろんそうだが、アップルへの興味がかなり強い今日この頃でついついアップルとグーグルを買ってしまいすぐに読了。

あまり新しい情報という物はなかったが、現代を代表する2社の対比によって、構造的な理解が深まったように思う。それを少し整理してみた。



最後の対比以外は、完全に本書で述べられているもの。[cool-nice]というのは、それらを踏まえて一番この2社のことを言えてるのでは?と思ったので、追記しました。

2008年5月30日金曜日

I/Fの進化



ソース:Packet, Foldable Concept Mobile Phone


こんなのも出来るのか。

ユーザビリティは実際に触らないとわからないが、今こんなのを日本で持っていたら、すごい注目の的だな、こりゃ。ipodも実際つかい易いが、それ以上にそれを「持っている」という事実の持つ価値が大きい。そいういう時代である。
携帯電話の新しい形態が可能になった時に、それとマッチするアプリケーションなり使い方の提案が必要になるだろう。(もちろんそれが広まるかどうか、ということも含めて検討すべきであるが。)iphone上で動くアプリケーションの開発が技術者の1つのホットなトピックになっているのを見ると、まさにそうである。

Life is beatifulの中島氏も以下のように述べている。

「どのプラットフォームが勝つか」を予想してそれに基づいてビジネス判断をすることは「勝ち馬に乗ろうとする」行動でしかないが、こんな風に「このプラットフォームを勝たせたい」という思いで積極投資をすることは、自らが特定の馬を選んで「その馬を勝たせよう」とする行動であり、ある意味で「未来を創りだそう」とする行為だ。

Life is beatiful:プラットフォームを選ぶということ



プラットフォームとアプリケーション/コンテンツとの関係であるが、自分が何かを仕掛ける時に、自分が勝負するプラットフォームを選ぶところから勝負が始まる。もちろん実現したい思想とも直結する決断である。プラットフォームと言う概念についてはもっと詰めていきたい。

2008年5月28日水曜日

秘密会議



何やら面白い事を考えていたり、いなかったり。

2008年5月27日火曜日

NIKEiD

ご存知の方も多いかと思いますが、自分でカラーを選べるNIKEiD



買うつもりはなくても、ちょっとNIKEの商品のカラーを選んでみて下さい。本当にすごいです。1時間くらいすぐに経っちゃうかも。僕もちょっといじってみました。



これどうでしょうか?やっぱNIKEだから誰がやってもかっこよくなる。うんうん。

ネットが出てきた事でone to oneマーケティングみたいなことができるようになってきているとは思いますが、こういうのも1つの解答。アイディア自体は新しい物ではないですが、ここまで有名なブランドがやると、かなりインパクとありますね。そしてNIKEのメインターゲットは若者。バズマーケにはもってこいのターゲット。何を隠そう、僕もバズで知りました。

バズマーケティング。1つのテーマ。

バズマーケティング×携帯=リアルタイムマーケティングのようなものに興味がある今日この頃。

2008年5月26日月曜日

目的のないコミュニケーション

ビジネスと言うと、効率の追求、無駄の排除、という考えがよくされるし、多くの人が当たり前だと思っている。もちろん僕もそのうちの一人であった。

そんな中面白い記事。はてなの近藤社長のコメント
目的と時間を決めて会議を行なうことは、予定を決めさえすれば簡単だ。しかし、それがいいサービスを生むことにはつながらないことを強烈に意識することになった。同じオフィス内にいれば、ちょっとした雑談の中からアイデアが生まれて、「それはいいね」とすぐに形にできる。それが非常にいいサイクルになり、果てははてなの大きな原動力になっていたことを改めて認識するに至ったのだ。


コミュニケーションは、簡単ではないけど、サービスづくりの最大の要点であることは間違えない。

2008年5月23日金曜日

近未来テレビ会議



百式さん主催の、「近未来テレビ会議」に行ってきた。

【感想など】
内容としては、SONYの「BRAVIA」をつくっている方々の「BRAVIA」の機能と"可能性"についてのプレゼン。その後百式ではおなじみの、「●●が●●だと言う法則を利用して●●できた。」的な穴埋めをきっかけに、テレビの未来をみんなで考えた。

僕自身はテレビとか、ここ3年くらいで実家にいる時間以外は10時間くらい(言い過ぎかも)しかみていないので正直必要性は低い。しかし今回BRAVIAのことを知ったが、かなり高性能、高画質、そしてネットとも直で繋がってるときている。アプリキャストを駆使して、メイン画面はマス向け、サブ画面はone to oneの情報をアプリキャストで配信することで、マスと個人が、その両立が一画面でできる。

ただ、そのメイン画面のテレビコンテンツとサブ画面のアプリキャストの連携は進んでいない。

SONYの方も、アプリキャストに可能性があるとおっしゃっていたが、正直な僕の感想は「TVのPC化」ではないかということ。厳密にはPCってネットに繋がった物をさす訳じゃないけど、ここでいうPCはネットに繋がったもの。というか現代はそういう前提になりつつあるからPC=PC+Internetとして話を進めてる。

みんな、TVに、そこを求めてたんだっけ?と思ってしまった。確かにテレビの弱点は、
「面白い番組に気付かず見逃し易い」
というものが最も大きいだろうが、そう感じだしたのはPC&ネットが出来てきてオンデマンドが可能になって、youtube、ニコ動が当たり前になってきたからだと思う。ただ、それ以前はテレビの時代があり、そこでなぜテレビは圧倒的だったのか。と考える必要があると思う。

もちろんインターネットがなかったから。という答えもあるし、それは大きな事。ただそれだけだとものすごくかなしい。テレビは圧倒的なコンテンツをつくる力もあるし、何せインフラとして整っている物である。もちろん選択肢は二つで、弱点を克服しPC化する。もしくは、そもそもテレビって何?っていう根源的なコンセプトからつくり直す。というもの。

今回は後者の会議だと思ったが、正直前者のような導入だと感じた。やはり、アプリキャスト単体で考えるのでは、PC化しようとして、やはりPCに負けるだろう。そうではなく、メインとサブが一連の中で使われるものをつくる事が出来れば、そこにこそ、新しいテレビがあるのではないか。

また、一番印象に残っているのは、SONYの方が良く使っていた"可能性"と言う言葉。

たしかにBRAVIAには可能性はあるかもしれない。しかし危機感というか、現実感と言うか。そういうモノがあまり感じなかった。可能性という言葉は、一見すばらしいものだ。ただそれは「何もできない」危険性の裏返しでもあることを感じた。


【おわりに】

酷評という風に思われるかもしれないが、僕はSONYには、かなりの尊敬の念がこもっている。こういう"可能性"に本気で取り組める環境がSONYにはあるんだと、あらためて感じた。井深大氏、盛田昭夫氏の2人を筆頭にSONYを創りあげた方々は本当に感動する。一方では今の社会への価値提供を行い、一方で未来を夢見る研究をする。バランスがすばらしい。

やはり個人的にはSONYが好きです。BRAVIAにはぜひ頑張って欲しいです!
SONYの方々、百式さん、ありがとうございました!

2008年5月21日水曜日

佐藤可士和の超整理術



ステップワゴンの「こどもといっしょにどこいこう!」というキャッチコピーのCMから、現在ではユニクロの全体のデザインを担当している、佐藤可士和氏の著書。

デザインというのは、0から発想するのではなく、クライアントを問診して、その中からつくりあげるもの。全ては、物事の整理であるという。

つまり、いわゆるコンサルタントと一緒だ。アウトプットが違うだけ。経営コンサルタントは戦略とその実行計画を提示し、佐藤氏のようなアートディレクターは、根本的なコンセプトの整理と、デザインというのがアウトプットとなる。

思考の仕方や言語化の重要性についても言及されており、さくっと読めるのに、何度もところどころ確認してしまう本である。実際の例を中心とて、佐藤氏の思考を紹介しているため、入り易い構成がされているのだろう。

そこにも彼の整理がある。

2008年5月18日日曜日

日本発世界を目指す

日本発世界に出た企業はTOYOTA,HONDAを初めとする自動車、SONY,CANONなどの家電など多々ある。

それではネット企業ではどうだろうか。

・・・

ワールドスタンダードと言えば、Google,Yahoo!,eBay,Amazon,skype,となるだろう。インターネット業界で日本発世界に出ている企業はあるものの、スタンダードとなるほどの威力のなる企業はないのではないだろうか。

もちろん、Access(携帯のブラウザ)、SoftBank、DeNAなども世界に進出している。が、ワールドスタンダードとはほど遠い現状だろう。その原因は言語の問題、業界構造の問題など多々ある。しかし、やはり悔しい。

そんな中、日本発世界へ広がる産業として期待されているのはモバイル。国土が小さいことと、販売奨励金という制度がよくも悪くも、日本のモバイル市場を支え、海外に比べて過度に成長したと言われている。数年後には携帯で100Mbpsでの通信が可能になるなど、海外に比べて、インフラ面でも、コンテンツ、サービス面でも進んでいると言われている。

しかし、それは本当なのかと最近疑問に思っており、調べていると以下のような記事をみつけた。RSSでチェックしている小林雅さんというベンチャーキャピタリスとの方のブログで、その中でシリコンバレーのVCの方からのメールを本文に掲載していた。

we'd love to hear about your next event in the Fall and see if we
can attend. We're primarily interested in wireless and the evolution of mobile applications. Japan is obviously ahead in this area so we're particularly interested in learning more about those trends.

ソース:インフィニティ・ベンチャーズ小林雅のBlog

大変容易に読める英語なので僕でも読めました。笑
シリコンバレーでも注目されている日本のモバイル産業。シリコンバレーは1つのお墨付きと言っていい現状にある。だから今は、日本の現状をしっかりと分析し、可能性を探り、最先端のところにタッチできる環境をつくる事が必要だ。

やはり自分の世代からモバイルの新しい可能性をつくようなビジネスが生まれると思っている。携帯には中学か高校から使っており、日常生活のコミュニケーションで欠かせないものである。そういった生活と一体化しきったものである世代として、新しい、意味のある価値、コンセプトを創造されるだろうと思うし、するべきだと思っている。

やはり、モバイルで世界に勝てるものをつくりあげたい。

2008年5月17日土曜日

広告のあるべき姿〜ネット広告の発展から考える(序)〜

Blogs Blossom into a Big Business
などで、BLOG広告が2012年に3倍に。という話が出ている。

新しいインターネット広告のありかたが注目されている昨今。SNS,Blog,RSS,などWEB2.0と言われる時代になって普及したアプリケーション、サービスとの連動が期待されている、●●連動型広告(検索、記事など)。

こういう新しい事を考える事はたのしい。意味もある。しかしまだまだ本質的でない気がする。表層的というかなんと言うか。まだうまく言語化できないが、自分に考えを強いる意味でもここに書いてみた。

そしてやはり思う事はただ1つ。自分で結果を出し、世間に大きく叫ぶべき。

ビジョナリーカンパニー



大学1年の時に買って、最近読み始め、昨日読了した。

名著と言われる意味も分かるし、ビジョナリーカンパニーとは何ぞやということが、実際にビジョナリーカンパニーを上げて、実例をもとに書かれている一冊。

起業したい、今の会社をビジョナリーカンパニーをつくりたい!と思っている人でなくとも、必ず得る物がある本だと、思う。

内容で特に心に残っている点を以下に。

●時を告げるのではなく、時計をつくろうとしたのだ。
●自己満足に陥らない様にし、内部から変化と改善を生み出す
●信念以外の組織のすべてを変える覚悟で臨まなければならない
●試してみよう、なるべく早く(3M社教訓)
●一貫性をもつ


まだまだあるが、メモしている物をベースに5点挙げた。

『時を告げるのではなく、時計をつくろうとしたのだ。』

ビジョナリーカンパニーは、競争ではなく、自分に勝つ事を第一に考えている。そして、長期的と短期的、利益と顧客満足など一見トレードオフと見えるもののそのどちらも、重要と考え、それらをいかに両立するかを常に思考している。


『自己満足に陥らない様にし、内部から変化と改善を生み出す』
『信念以外の組織のすべてを変える覚悟で臨まなければならない』


ビジョナリーカンパニーには完成はない。常に変化する世界の中にあるものが、変化しないという事は退化でしかない。ダーウィンが言う、種の生存競争と似たものがあると本書の中でも書いている。特に今のいわゆる"大きな物語"的な正解のない時代において、この教訓が最も重要な意味を持っていると感じる。


『試してみよう、なるべく早く(3M社教訓)』

僕が本書で、一番印象に残っている企業は断然「3M」である。正直その存在をあまり知らなかったところから始まった事もあり、読前→読後の印象の差が最も大きい。

3Mはサンドペーパーから始まり、マスキングテープ、油取りがみや、ポストイットを創っている企業である。その商品はあまりに多肢にわたるため、まさしく「3メートル以内に3m(スリーエム)」と言える存在となっている企業である。

多くのビジョナリーカンパニーがコアな事業や問題解決したい分野があるなか、3Mは特異な存在だと思うこの企業に基本的に理念以外に軸はない。それ以外にある事は、新しい物をつくり続けること、そして変化する事である。

その上で、小さな多くの実験をしつづけ、その中から一部の良いと思われるものを市場に出すと言う、徹底的な仮説検証の繰り返しを行う企業であり、だからこそ、今もまだ成長している企業なのだろう。


『一貫性をもつ』

これは大変難しい問題だと思っている。一貫性とはどのレイヤーの話なのか。またそれは変化と矛盾しないのか。ビジョナリーカンパニーは、少なくとも一貫性と変化を両立させている。

僕の理解としては、一貫性のない企業は、それ自体が自立しえないと思う。つまり、長期的に構造物として成り立たないプレハブか仮設住宅のような物だ。一方、変化がない企業は、外部の力によって容易に崩れる。地震や突風などによって、破損、倒壊してしまうものである。その両立があってはじめて継続的な繁栄が可能になるのであろう。

言うはやすし行うは難しであることは百も承知だが、この本を読んで、今まで以上に、継続的な企業をつくることの難しさがわかったが、やらないとわからないということもまた同時にわかった。

そして、明確に自分の企業をつくりそれを育てるという事を、したいという純粋な気持ちが大きくなるのを感じた。

是非ご一読を。

2008年5月16日金曜日

流れをつくる

最近いい流れだと感じていたが、また流れが悪い気がする。

自分の中にリズムがあるんだなと意識する様になったのは高校野球をしていた頃だが、最近は特に意識している。というのは、やはりこういう説明出来ないものに魅力を感じるという事と、そのリズムをいかにコントロールするかと言うことに興味がある。

社会に出れば、そのリズムと関係なく常に結果を求められるから、そのリズムが悪いからどうということはあり得ない。そして今でさえ、そのリズムは自分の物でしかないのだから、完全に自分の問題として、思考すべきだろう。

さあ、流れをつくろう。

2008年5月14日水曜日

世界で一番coolな封筒



このCMは日本でもやってるの?(テレビ見ないもんでわかりません・・・。)

Mac book Airのジョブズのプレゼンは見たけど、やっぱりこのインパクトはすごい。今までのマックは厚い・重いというのが一番のネックだった。そんな中のAirの意味は大きい。スペックがどうだという声もあるが、明らかに、そういう層(ごりごりアプリケーション動かすヘビーマックユーザー)を狙っている訳ではないし、これ自体の意味が大きいと思っている。つまり、今のマックの弱点て何?というところ。もちろんスペックと軽さ薄さの両立ができていないのかもしれない。しかし、それが出来ないとは、誰も思わなくなっただろう。(というか、普通につかう分には全く問題ない。当たり前だが。)

そして、最近こんなものが発売された。


avenue-d Book Sleeve Air 13

そう。CMでつかわれているようなMac Book Air用の封筒型のケースである。

うん。やっぱり、ただつかい易いというだけではなく、持っている人がcoolに見えたり、また持っているだけで、話題になるようなものになっているのはすごい。これ自体のインパクトは大きくはないだろうが、こういう細かいところまで気を使い、ユーザーが確実に求めているものを、しっかりと出す。そして時には予想以上のものを提供する。これが超一流のおもてなしなのだろう。

2008年5月13日火曜日

Youtube×iTunesMusicStore

このビデオはすごいね。



色々とインスパイヤされる動画。

同期と非同期の議論も面白いが、今日は、そこにはいかずに、僕が注目している動画の使い道の1つに、色々なナビゲーションがあるので、少しだけ。

例えば、PCのメモリを増設したい時に初心者だとほとんど、何を買えばいいかわからないし、どうやって増設をすればいいかわからないし、店頭でやるとバカ高いし。僕もそうだったが、最近メモリを増設する時に色々調べてみるとブログで1から丁寧に解説してくれているものを見つけた。おかげさまで無事増設することができた。

そういえば、と思い、今「メモリ増設」でyoutubeで検索すると、13件ヒット。メモリの増設の仕方を、丁寧に教えてくれている動画がある。

さらに進んだナビゲーションでは、そういう「つかい方」を教える事で、人の動線をつくろうというもっとPR的な使い方が可能になっている。上の動画はその1つで完成度は高いと思う。盛り上がるかどうかはまだ、議論の余地が多いが、面白い流れではあると思っている。

2008年5月11日日曜日

プラットフォーム

ここ数年でネット業界で大きく成功したのは、Google,Amazon,eBay,(これからだろうが、一応Facebookも)などの企業、サービスがある。

これらに共通するのは、すべてプラットフォーム的なものであるということである。ここでいうプラットフォームとは「その上でビジネスが成り立つ」ということと定義しておく。

Googleであれば、アドセンス、アドワーズで、個人のウェブサイトも広告が出せるようになって、小さいながらも収入が入るし、Google,YSTがあって初めて成り立つ”SEO”というのもある程度の規模の市場であるし、Googleがなかったら、収入が激減、または0になる企業、個人がたくさんいる。

同じ様に、Amazon,eBay,(Y!aucrion)は、せどりをする人にとってななくてはならないプラットフォームだし、ブロガーにとってAmazonの還元率の高さと、コンバージョン率の高さは、圧倒的。

いわいる「何か」が「ただ」集まるだけのプラットフォームではなく、その上での様々な活動を許容する強固かつ柔軟なプラットフォームであることは、成功するサービスの必要条件であろうと思う。

2008年5月10日土曜日

taskit

"take it easy taskit easy"

taskitは、説明不要。このサービスの内容とかつかい方とかを、ここで語る事自体が失礼。



Don't think, feel!

2008年5月9日金曜日

先輩の言葉の意味が少しわかった。

最近の研究室生活は、ちょっと刺激がたりない。もちろん本格化していけばそうも言っては、いられないだろうが、現状は、プログラムを書いていくだけ。もちろんそれ自体は今まで集中してやって来なかったため意義は十分にある。しかし、まだ物足りない。

そんな中、尊敬する先輩がブログを4月からリニューアルし、今まで以上に更新頻度が高く、毎日RSSに入っていないか楽しみにチェックしている。内容は、ウェブ関係の記事が多いが、自分も1年以上、そういったニュースや各種サービスを使ってきたので、触発され、自分も最近記事の更新が多くなっているのが正直なところだ。

やはり、実践の場にいる先輩と学生で経験のない自分の、説得力のさや、話の展開の広さは劣るが、人はみな少なからず違う視点を持っているので、自分の感覚に触れたものを、素直に表現しようと思った。

今までは近い友人に、面白いサービスがあると、紹介して、そのサービスの意味について語ったり、近いサービス、またその流れにあるものを紹介したりしていた。たまに、「こういう時に使いたいんだけど、いいウェブのサービスない?」と聞かれ、自分のストックがあればそれを紹介し、なければ探してみる。ということをしてきた。

これまでの1年か2年の経験だが、振り返って思うのは、新しいコンセプトの、新しいサービスが好きなんだという事。それは、人の日々の生活の新しい側面をつくったり、今まで以上につかいやすかったり、今までない発想で触発されたり、そういう、ユーザーへ影響を与える物に興味があるんだな、と。

そういうことが、上で紹介した先輩のブログとこのブログをきっかけに、気がついた。その先輩のブログで面白いサービスが紹介されており、それにコメントした。

『こういうサービスをみると、本当に可能性って無限だと思いますよね。尖ったことをしているのは、(それが間違った方向でなければ)やはりかっこいい。』

そしてそのレス
『「運営者が心からそれを楽しめているか」みたいなのも重要になってきてるよね。』


いや、まさにそう。

自分自身そうだが、なりたい姿の人をみるとワクワクするし、自分が心の底から、いいと思うサービス、事業、アプリケーションをみると、自ずと楽しくなる。それをいじっていて、時間があっという間にすぎてしまう。時間の無駄だと思うかもしれないが、これに限ってはそうではない。その時間が自分にとって楽しく、代え難いものなのだから。

自分が、やりたいと思ったものを全力でやり抜きたい。そのためにも、まずは基礎体力をつけるんだ。自分の思い、チャンス、そういうものを逃さないためのトレーニングなんだ。

先輩が言っていた「まずは基礎体力をつけるべき」この言葉の意味がやっとわかった気がした。

2008年5月8日木曜日

本当にソーシャルメディアなの?

coolspottersがすごい。

有名人が使っている商品を紹介しているソーシャルメディア。そう。これはソーシャルメディア。正直完成度が高いと思う。コンテンツ量もある。


そういえば、自分があるお好み焼き屋に行こうと誘われた時、おいしいものを期待していなかったのに、「芸能人の●●御用達らしいよ!」と言われるだけで、期待値が上がったのを思い出した。有名人とかのレコメンド(しかもTVCMのような、いやらしいものではないもの)は信頼しやすいものがある。

これは結果的に広告的効果があるが、その情報自体に価値があるから、ユーザーは広告だとしてもそれを積極的に見に行く。これこそPR。いわゆる広告のように、価値のある物の間ではなく、その集合に価値が出る。これはサービスを提供している側も、さぞ面白いと思う。

「広告っぽさをどう殺すか」そして「どう結果と結びつけるか」という二つの命題を矛盾なく解決する1つの解。当たり前と言えば当たり前だが、この発想と、それから情報が集まるまでコンテンツをつくるなりプラットフォームを整備したと言う事実に圧巻。

トップの"Discover Share Connect"というコンセプトといい、本当に惚れました。笑

こういうメディア事業がしたい。

2008年5月7日水曜日

iphoneはSoftBankか。


VodafoneとTelecom Italia、イタリアでiPhoneを発売へ


vodafoneから10カ国でiphoneが発売された。この流れからいって、やはり大方の予想通り日本での発売はSoftBankで間違えないのだろうか。

僕自身は、今年1月のDoCoMoの夏野氏へのインタビューを読んで、DoCoMoからではなく、SoftBankからiphoneが出るだろうと、予想した。強気の発言の夏野氏だが、iphoneに自分がいじれないなら興味はないなんて、携帯のキャリアの人間が言えるはずがないと思う。

僕は、SoftBankユーザーで今年3月に機種を変更したため、今年iphoneがでても、今の機種は2年縛りのため、しばらくiphoneを持つ事はないということで、待ちきれず、ipod touchを買った。

これが、予想以上にいい。僕自身あまり多くの曲を入れないからと言うのもあるが、やはり、写真を入れておいたり、動画が見れると、ただのMP3としての用途を超えて活躍してくれる。友人と話をする時に旅行の話などは、ipod touchに入れておいた写真でスライドショーをしながら、思い出話。なんてつかい方も容易に想像がつく。

そう。アップルの商品、特にipod周りは、「ユーザーがいつ・どのように使うのか」という、利用シーンのイメージを想像させてくれる。そんな商品であることが多いし、それを意識してつくられている事は間違えない。本当に勉強になる。

2008年5月6日火曜日

「ウェブ時代5つの定理」(1)

「ウェブ時代5つの定理」を買い、ぱらぱら読む。今までの梅田氏の著書は、流れで読むべき本であったが、これはつまみ食い本としても読める。ということで、気になった言葉を紹介。

"If you cannot image doing anything else other than your startup,
do the startup." by Roger McNamee

スタートアップ(起業)すること以外の何も思いつかないなら、
スタートアップせよ。ーーーロジャー・マクナミー
「ウェブ時代5つの定理」p25

「今、まさに今。ここで自分がやらねばならない。」
そこまで興奮して、それに没頭する方が、シリコンバレーでは勝ってきた。そういう歴史をふまえた言葉。

大学一年の時に初めて意識した起業するということ。それから色々な考えの変化があり、起業というものの意味を考えてきた。しかし最終的に一番大切なのは、どこまで、自分の事業に熱狂的になれて、没頭し、未来にそれによって世界が少しでも、そう少しでも幸せになることを、信じ続ける気持ちの強さなんだ。最近「アツイ」という言葉からは、ある種一歩引いていたが、やはり、そういう身体レベルの共振でないと続かないし、刺激的じゃないだろう。

また逆に以下の様にも言えるのではないか。

"If you can image doing anything else other than your startup,
you should not do the startup."

自分がその権利を得た時に全速力で走れる力を鍛える。

2008年5月5日月曜日

モバイル検索Yが強い件。

注目が始まったのは、最近の話ではないが、最近モバイル検索についてのエントリーが増えている。その中でも興味深い内容のデータ。



「モバイル検索エンジンの利用に関する調査--モバイルでは複数キーワードでの検索が多用される」
より引用


「どのモバイル検索を利用しているか」という問いに対する解答であるが、DoCoMoユーザーの66%がi-modeというが、同様にDoCoMoユーザーのYahoo!検索利用率は66%。DoCoMoユーザーでも、利用率がi-mode=Yahoo!というのはすごい事だ。SoftBankユーザー(僕もですが)に至っては97.9%という驚異的な数字。僕はj-phone時代からのユーザーですのでDoCoMoを利用した事はないため比較できませんが、現在のSoftBank端末にはY!ボタンがあり、一瞬でY!のトップページへ飛べます。SoftBankでY!を使うのは必然です。ただ、DoCoMoもi-modeボタンあるはずなのに・・・。

また、同記事で、2007年9月と2008年4月の調査結果を比較したデータがある。

07/9→08/4
i-mode 30%→33%
Google 40%→30%
Yahoo! 53%→65%

という結果。Gが10%下げ、Y!が10%以上上げている。PCだけでなく、モバイル業界でも、日本ではY!は強い。

また、MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティー)で騒がれた頃、KDDIが一人勝ちの様相だった記憶がありますが、SoftBankの攻勢で、一気に話題に上らなくなったKDDIは大丈夫だろうか。

やはりSoftBankの学割は利いた。SoftBankの戦略は本当に、すごい。当時NO.1の顧客満足のKDDIが注力していた学生をとりこむのと、ソフトバンク系列、得意の量からの攻め。(Yahoo!BB,Eトレードなど)あとは、体力(財務)が持つうちに、質に転化するか否か、それだけ。
やはり孫さんはすごい。僕が初めてビジネスに興味を持ったきっかけになった人なのだが、傍からは無茶と言われる事も、その実現可能性を考え続け、シュミレーションを繰り返すという、努力家。そう孫さんも天才ではなく、1つ1つ自分ができることを、できるだけやる。その積み重ね。もちろんそのディシジョンメイキングに天才的な部分はあるだろうが、エジソンが言う様にやはり天才は「1%の才能と99%の努力」なのだろう。

少し話はずれるが、近いうちにボーダフォン買収のころの契約とか見てみたいと思う。噂は聞いているけど、結構すごいことになってるみたいなので・・・乞うご期待。

参照記事:
http://japan.cnet.com/research/column/webreport/story/0,3800075674,20372541,00.htm

2008年5月4日日曜日

Facebookは、すごいのか。

今ウェブの世界で最も注目されているサービスのひとつである「Facebook」。僕自身かなり興味があり、今まで色々な記事を読んだり、自分で使ってみたりしてきた。



参照:Facebookの利用目的は、男女共に「軽く遊びたいだけ」

これは、TechCrunchの記事にあったグラフだが、Facebookの利用目的の圧倒的ナンバーワンは"just for Fun"である。SNSというのは、やはりそこを超えられないのである。いや、それが”はずせない”と言った方がいいかもしれない。Facebookの場合は、「SNSユーザー拡大→広告(マス)」という流れではなく、ターゲティング広告や、企業ページを絡める事で、収益化を計るモデルであるFacebook Adsの期待は大きいと思う。もう少しチェックし続けようと思う。最先端のマーケティングとなる可能性は大いにあると思う。

2008年5月1日木曜日

5月。研究室。

もう2008年度も1ヶ月が経過した。
研究室の生活のリズムが出来てきたが、ちょっと休日がだらけ気味。

研究室ではプログラミングをやっている。fortranという計算が得意(?)なとても古い言語。構造系の研究室のため、解析に利用するのだが、いい経験になると思っています。今までなんだかんだ言ってもプログラミングをしっかりとやったことはなかった。ただ、その構造は知りたいと言う気持ちはあった。

建築系に進まないと決めてからの研究室生活は、周りから見ると、時間の浪費に見えるだろうが、僕自身はそうは思っていない。今しかできないことであり、実験、プログラミングというのは、まさに論理的思考のうえに成り立っている体系で、物事を考える最も根底にある部分のトレーニングをしていると自分自身位置づけている。そして、今のところ、それは正しいと思う。それにどっぷりビジネスに入り込む前に、一端今までより距離をおく事で見えてくる事もあると思っている。

ただ、情報は今まで通りチェックし、このブログに書いて行きたいと考えているので、お時間ある方は、読んでいただけると幸いです。

2008年4月11日金曜日

正解のない選択

今日から大学だと思い、1限から意気揚々といったものの、新入生のオリエンテーションの日らしく、授業無し。予定が一気に崩れる。

そこで予定の選択肢が3つあって、それを決められず、とりあえず帰宅。今思えばすぐに決めて何かしら動けばいいのに、そこで決められず考え続けて、寝てしまった。

そしてその時、俺ってそういう性格なんだと思った。明らかに弱いところが分かった。

物事を決める事。これ圧倒的に弱い。経営者って決める事が仕事だと思うし、今行っている会社の社長もそういうことを言っていた事がある。

自分がそうなりたいのであれば、そこは補わなければいけない部分。

就職にしてもそうだ。決断の「決」ばかりを見ずに、「断」を直視する事が大事だ。

そんなことと同時に、なくなった時間を悔やむより、決めた時間をしっかりと使う。それが今自分が出来る事であり、明日、未来を創る事になる。高3で部活の引退の時にこんなことを言ったなと思い出したりした。

2008年4月6日日曜日

ロールモデル。選択。

ロールモデルを探す。ロールモデルを追うということをやろうとしすぎなのかもしれないと思っている。

たとえば、今ベンチャー企業で上場するなど結果を出している人は、学生起業家やベンチャー企業からの起業が多いように思う。ただ、DeNAのようにコンサル出身で1部上場まで行く方ももちろんいるし、大企業出身の人もまたいるだろう。つまり、そういう意味では、ルートに正解なんてないということがやっとわかってきた。

というかそもそも人生の選択に正解なんてない。選択したもの以外は検証できないんだから。

そう。つまり決めたことに対して、全力で集中し努力することしかできない。自分が変えれることに集中すること。何を選ぶかも大事だが、そこでどうするかがもっと大事だということ。

そういう風に考えれば考えるほど、僕としては選択の重要性が大きくなっていく。がんばれるかどうか、その環境が重要だと思う。もちろんがんばるかどうかは自分しだいだが、そこの環境は、ドライバーのひとつになることは間違えない。それが起業であれば、そこで一緒に働く人、やっている事業、オフィス環境などがそれにあたるだろう。

その中で自分は何を重視する人なのかをしっかり見定めて、決断しようと思う。

決断した後の心配はしていない。というか心配はしていない。決めればやるだけ。今は考えることに集中しよう。タイムリミットはあるから、考え続けて、最後はエイヤ!って決めることになるかもしれないけど、それでも納得できるだけ思考し続ることが今の1stプライオリティー。

帰省

今北海道に帰省しています。

やっぱり北海道はいいね。空気は綺麗だし、街が身体にしみこんだちょうどいい密度感。

親友に「今日帰るから夕方なにしてる?」って言って会えちゃうって言うのは、本当にいい仲間だ。まあたまたま予定がなかったのだろうが、19時過ぎにわかれてそのまま大学戻って司法試験の勉強をするというから、本当に尊敬する。本当に尊敬する同期は3人いるがその一人。

今年の司法試験で短答試験を受かったら牛角をおごるといったが、その達成を心から祈っている。まあ彼なら大丈夫だろう。

2008年3月29日土曜日

構想力・実行力

3月に入ってから怒濤の生活だった。仕事も150時間は裕に超えるし、建築学科の仲間とのプロジェクトのラジオ企画にもしたし、お腹いっぱいだがもう一週間頑張ろう。

ただ今日は久々に一日仕事はなく、友人と飯を食うくらいで、ゆったりと本を読んだりしていた。

最近就職する目的とか、最後に決める瞬間は何で決めるのか、というものについて考えていたが、考えれば考えるほどわからないものである。

友人に勧めでグリーの田中社長の著書を読んだが、田中社長は随所で、”シンプルに”ということを書かれていた。お腹が減ったら、食べ物を探して食べるし、売上を上げたかったら、営業する。ユーザーが増えれば、広告もつくし、広告がつけば、儲かる。儲かれば、いいサービスに出来るし、いいサービスに出来れば、ユーザーが増える。いたってシンプル。

そこで自分の就職する目的を考えた。
1、新しい事業を構想する力
2、事業を形にする力

この二つができれば、自分で構想した事業を形にできることになる。

構想力と、実行力と言えるかもしれない。

構想力というのは実はあってないような物のような気がする。気がつくか気がつかないかの差。
あ。そう考えるとまだ分解できる。

新しい物を構想する事は、全く新しい物をもってくることではなく、組み合わせであるという事は良く言われているから、そういう意味では、脳の中に引き出しを多く持つ事と、それが偏ったものではなく、広い範囲に及んでいる事、またそれらをいつも関連づけようとしたり、応用しようとする思考が必要であるという事になる。その思考そのものが、構想力を鍛える事になるかもしれない。

あとは、知識を系として持っていると、構想力は高くなると言えるかもしれない。物事の本質という物があるとすると、系(システム)では分野や階層が違っても、共通するものがあると自分は考えている。そのため、建築の知識の系がビジネスに役立つ事も、その逆もあるのだろう。インスパイアとはそういうものであろう。

少し話がずれたが、こうやって思考のプロセス順に書くと、若干読みにくく感じるかもしれないが、この時の記憶がよみがえるから、自分としては役立っている。

さて、上で示した物を構想力とすると、どの企業に行こうともあまり変わらないのではないかと思う。つまり心がけ次第。もちろん日々触れる情報は変わるだろうが、そこは意識次第でなんとでもなるし、方向性が違う情報とふれあうだけで、その質については優劣をつけることは難しいと思う。

さて2点目の実行力。実行力は文字通り実行する力、つまり構想されたもの、したものを形にする力である。これは経験でしかないと思う。いくつのプロジェクトをまわしたか、どのくらいの規模のプロジェクトを成し遂げたか、その時に自分はどのポジションでどんな役に立ったか。そして今最大でどの規模のプロジェクトでどこまで自分のバリューを発揮できるのか。これにつきると思う。

以上から考えると、構想力がどうこうというのは就職先を選択するのに対して考える必要はなく、実行力、つまり経験をどれだけ早く、大きなものをできるかということが重要なのではないか。

これが今日の結論。書き始めたときはこういう風に書くつもりはなかったが、書きながら思考が進んだので、ここまでで閉めたい。閉める事で、読み返し、フィードバックしてさらによくする。その繰り返しが人生だと誰かが行っていた。

2008年2月23日土曜日

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと<後編>

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと
マーカス バッキンガム Marcus Buckingham 加賀山 卓朗

日本経済新聞社 2006-01
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今はたらいている会社の先輩に、去年勧められていてやっと読み始めた。
やはり読書というのはタイミングというものがあるなとつくづく思う。

その方はビジネス書はほとんど読まないらしいが、この本だけは読みなって進めてくれたものだ。尊敬する方だけに、すぐに買ったが、タイミングよく親友が留学から一時帰国してたので、上げてしまっていたのだ。こうやって一回自分が読む機会から離れても、読むべきものは読むんだなと。

さて、内容について。まだ読了はしていない

目次

「たったひとつのこと」について知る必要のある、いくつかのこと
第1部 組織の継続的な成功についてあなたが知らなければならないたったひとつのこと
 第1章|マネジャーとリーダー—どうちがうのか?
 第2章|すぐれたマネジャーはチェスをする
 第3章|すぐれたリーダーは未来を描く
第2部 個人の継続的な成功についてあなたが知らなければならないたったひとつのこと
 第4章|何をするかではなく、何をしないか
 第5章|三つの主張
 第6章|これでは成功は継続しない
 第7章|アンバランスであることをめざして


第二部のみ読みました。だからはじめてのエントリーなのに<後編>となってます。

最近、やることを決めるよりも、やらないことを決めることが重要だという事を、本当に色々なところで目にする。その出所がここではないかと思ったりした(事実は調べていません)

これってすごく難しくけど、つまり「自分に素直に」っていうことだと思う。

逆に「強み」を活かす環境にいることが重要だと行っていて、成功とは、バランスや、オールラウンドや幅広さではなくて、アンバランスにこそ、継続的成功がある。と言っている。

この「継続的成功」というのがキーワードとなっている本書。そのためには、たんなる能力や適性だけでなく、気持ちのレイヤーから、取り組む物事へフィットしなければならないという考えだ。
そこで、やらない事を決め、強みを活かし、成功体験を回していくとこで、それを強化して行く。

自分の成功体験を振り返り、その時の運や環境の要因ではなく、自分が実際にどう行動し、何を作用させたかを分析する事で、自分の得意な行動や役割が見えてくると言う。

また、強みを活かすという面で、弱い部分を解消することとして、パートナーの重要性も記述されている。それはパートナーとのフィット感とタイミング。アップル、マイクロソフト、AOL、ネットスケープ、オラクル、日本では、ホンダ、トヨタ、SONYなど、みな、パートナーとしての2人の存在で創業から一流企業に育て上げている。

やはり、一流のパートナーと一緒に何かを出来るに足る人材になるべきである、それを強く認識し直すと同時に、個人の限界を知りつつも、それを突破するチームというものをつくりあげていきたい。

2008年2月8日金曜日

ウェブ国産力


ITジャーナリスト佐々木俊尚氏の最新本。

悲観される秘本のIT系技術について、様々なところで起こっている新しい取り組みや未来を作りうる取り組みを紹介している。しかしこれは単なる紹介ではなく、佐々木氏が未来のスタンダードになりうる素材を集めたと考えられることからして、読む価値は、十分にある。

●検索エンジン
●ライフログ
●ブログ検索
をはじめとして、今までデジタル化できていなかったものができるようになって、それをどう編集し直してどう活かすかを考える時代に来ていて、その可能性が、本書に詰まっている。

マイクロソフトがあたふたしている様に、グーグルがこれらの企業の台頭であたふたするところを見るのも近いかもしれない。

2008年4冊目

2008年2月7日木曜日

明日の広告



本書は、広告界に携わる人はもちろんだが、ビジネスをする人材にとって必読書であると感じる。

広告というのは、ある意味本質的な消費ではない。つまり何かを消費者に届けるためのコネクタである。そういう視点から考えて、今まで関心を持てなかった(ウェブ広告は別)。しかし本書を読んで、広告に対する印象ががらっと変わった。

著者は既存の広告業者がウェブ広告に対する脅威をしらせるのではなく、選択肢が広まり今まで以上に色々なチャレンジが出来、広告の可能性の広がりを喜び、それを伝えようとしている。そして、ビジネスマンに対して、広告によって、本来消費者に伝えたい事を伝える事が難しくなっている事を伝え、その分より広告が難しくなっていることを、純な情報として伝えている。

恥ずかしながら、著書の方を本書で知ったが、このかたの作った広告はスラムダンクを始めいくつも見ていた。今後チェックして行こうと想います。

2008年3冊目

ビルゲイツの面接試験



これを読みました。

今回は、企業で受ける側というよりも、面接する立場だったらと読んだが、いい視点が得られたと思う。
・有望な人材をこぼすことよりも、有害な人材を間違って採用しない事にプライオリティーをおく
・面接を受けるほうが大変だと思われるが、的確な質問が出来ないと、いい選考はできず、その方が数倍難しい
・在来型の質問は意味が無い

特に3点目の「在来型の質問は意味が無い」
というのは肌感覚からわかっていたが、こうすぱっと書かれると、気持ちがいい。在来型の質問とは、志望動機や自己PR、リーダーシップの経験などの、想定の範囲内の質問である。意味が無いと言っても、これも有害な人が入らないための質問であるが、これらはいくらでも準備できるという事で、その人の実力とはまた違ったものである。

実際に就職活動をしていてすごく疑問だったが、平気で「御社が第一志望です」という人が多い。そして面接後に色々話したらその業界すら第一志望ではないなんてこともある。「ああ、なんなんだろうこれ」と思う。

こういう事が多々あったおかげで、自分が面接する立場になった時にはそういうことを想定するべきだと教えてくれたという面では、いい勉強になった。

自分が面接を受ける際には、相手の質問の意図を把握して、それに沿って答える。それだけだ。
これはコミュニケーションの基本である。それに加えて、論理的に考えれるか、反応までの時間は短いかなど、細くされていくが、結局面接が特別なものだととらえているまでは、表層的なテクニカルに走るしかないのだろう。就活性にはその意味のなさにきづいて、対策するのであれば本質的な対策をして欲しい。

2008年2冊目

実行することで意味がある

効率が10倍アップする新・知的生産術—自分をグーグル化する方法効率が10倍アップする新・知的生産術—自分をグーグル化する方法
勝間 和代

ダイヤモンド社 2007-12-14
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これ読みました。
頭に残っているものを書いていこうと思います。
・インプットとアウトプットは1:1
・本は買わないと読めない
・実行(再現性)に意味がある
・空、雨、傘
・やめることをする

情報化社会において、情報はただだと思われがちだが、本当に価値のある情報は有料であり、特に紙媒体に多いという。中でも本の情報はいいという。とはいっても10冊に1冊くらいしかいい本はないらしく、いかに多くの本とであうかが重要。特にみんなが手をつけにくいハードカバーの本を薦めていた。

納得感の多い内容だった。情報は、その情報を持っている人が多ければ多いほどその価値が失われていくため、ハードカバーなど多く人が手を伸ばしにくいものに、いい情報があるといえるのだろうと思う。

また、最近梅田さんのウェブ時代をゆくでもそうだが、「やらないこと」「やめること」の重要性について書かれていた。たしかに時間は有限である以上、できることは限られてくる。そのためやめることを決めることで、可処分時間を増やそうという思考は、参考になる。
ただ今まで何度か触れてきたこういう言説であるが、僕自身はそれを実行できていない。だからこれを機に実行に移そうと思う。

●やめることリスト
・夜更かししない⇒1時には寝る
・無駄なネットサーフィン⇒目的外ネット利用は1日30分まで
・ことあるごとに本屋に行かない⇒目的があるときにまとめて

なかなか難しいものだ。
やはり「何をやるか」という思考しかしてこなかったため、いざ「何をやらないか」と言われると、つまってしまう。ただ、多くのことをやりたい人ほど、やらないことを決めることは重要である。これから、考えていきたい。

●逆に、この本を読んでやろうと思ったこと
・何か気がついたら携帯からGmailにメール
この本の途中からメモ代わりに携帯片手に読んでいる
・積極的に面白そうな人と会う
・自分ができる情報提供は惜しみなくする
・ブログをつづける


最後に、ただ納得することで終わらず、実行することへのこだわりを持つ。著者の方はこれが一番主張したいのだと感じた。

2008年1冊目

2008年1月8日火曜日

今日から大学

いよいよ大学が始まります。
といっても生活の中心にはならないでしょうが。。。

でももちろん勉強しますよ。特に構造は。

と色々書こうと思ったのですが、タイムオーバーのようです。

初めの授業から遅刻はしたくないので、行ってきます。

2008年1月7日月曜日

今日からいよいよ色々始動。

4日の夜中に東京に戻りました。

札幌では、友人たちと飲み、野球部の新年会で先輩方と語らい
その流れで、アメリカ横断チームの相棒宅に泊まる。

くだらない話も、真剣な話もできる仲間TとAは、札幌に戻ると必ず会う奴ら。

今回の帰省は、家族と出来るだけいる様にしたので、あまり多くの
人には会えなかったのは残念だけど、いい帰省だったと思う。


東京に戻り、翌日から、projectへ合流。
俺がいない間に、作ってくれていたのだ。
本当に申し訳ないが、俺も違うところで挽回するしかない。
その日の夜は先輩建築家の新年会。

1月26日にその方主催の講演会でプレゼンテーションをさせてもらう事になり、
今回の新年会には多くの参加者の方が見えていた。

僕らはまだ実施設計をしたことがないただの学部生である。
その身分で、そうそうたる若手建築家の方とおなじステージにたつのだから
うれしさと、緊張感がある。

こういう場を活かしていきたいものだ。

ちなみに時間軸は前後するが、昼はproject member S氏と渋谷でラーメン。
武骨外伝は・・・×だ。これ以上言及しないでおく。


そんなこんなで、はじまった2008年。
個人的にはproject、インターン、就活、卒論、卒制、と盛りだくさんである。
院に行くにしろ行かないにしろ、活動のそれぞれの一端締めくくりである。
(卒論卒制はその最たるものであるが)

仕事というのは何かをパッケージングするものであること。
学生身分の自分は今まで物事を発散方向、
つまり興味を広げ、手を広げてきて好奇心のまま、楽しんできた。
それはそれでとてもいい事であったと思う。

多くの世界を見れて、自分と対話する事も増え、相対的に物事を見れた。
ただ、それだけではいきていけないし、何も出来ない。
それを1つ1つ丁寧にパッケージング化することで、本当の意義が
出てくるはずだ。

さて、1つ1つやるしか無い。

2008年1月1日火曜日

2008年になりました

あけましておめでとうございます。

さて、2008年になりましたね。

基本的に年月はたんたんと過ぎて行きます。

その中で、時間を自分の資産に変えていくか。

人生というのは、単純に言えば、それだけ。

今年は、先の5年を見定める歳だと思っています。

じっくり思考しつつ、しっかり行動し、ズバッと決めたいと思います。

まずは、楽しく。

それが時間軸でどこにピークが来るかは、人の価値観によって違いますが。


昨年の大きな収穫としては、

「決断=やること=やらないこと=自己責任」

この構図が見えたことです。

それでは、今年もまた、一歩一歩。